粛々とオリンピック開催に向かっている!?射手座の満月
2021年6月25日3時40分、射手座で満月を迎えます。
射手座の満月です。月に絡む星はないですね、先回の月食の満月に比べると静かな様相。
この満月図のナクシャトラはムーラ、破壊神であるニルリティが支配し、シンボルは象をつつく棒、ムーラには根っこという意味があり地中深くに根を張るというイメージです。隠者のように深く潜む性質を持ち、ものごとの本質を見極め掘り下げていく力があり、強い信念を持って真理の追究に邁進していく、そんな誇り高くて哲学的なナクシャトラです。
ちょうど25日に入ったばかりの夜中の3時40分に迎える満月、23日から水星が逆行終了しました。21日からは木星が逆行開始、土星&木星というゆっくり動く惑星がともに逆行中、この逆行は土星が10月11日まで、木星が、10月17日までとすっぽり夏を含む、オリンピックも逆行期間に開催ですね。コロナ禍のオリンピックですから、無観客になるかもしれませんし、オリンピック開催中に緊急事態宣言が発令されるかもしれませんし…ということで自粛モードの中での開催になるのでしょうね。逆行期間ならではといえるかもしれません。
金星が6月22日に蟹座に入り、減衰火星とコンジャンクト、逆行土星からのアスペクトということで、楽しいこと全般にストレスがかかり卑屈な感じになりそうです。金星は7月17日に獅子座へ、火星も7月21日に獅子座へ移動しオリンピックムードへと向かっていくのでしょうね。
満月図の月のナクシャトラ、ムーラは本質を深く掘り下げていくという傾向を持ちますので、経済的な繁栄や発展を阻害するという側面を持ちます。オリンピックといいながら自粛モードであり、繁栄というよりは粛々と滞りなく行うことが最優先課題になるという点でも世相をあらわしていますね。スポーツマンシップの原点に立ち戻るような大会にするといいのかもしれません。まだまだ予断を許さない状況ですので、選手の皆さまにとっては力を充分に発揮できる場となるオリンピックが開催されることを祈るばかりです。
下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
ヨガジャーナルオンライン