浄化と再生、転換点になりそうな双子座アールドラーの新月
2022年6月29日11時52分、双子座で新月を迎えます。
2022年6月29日は双子座の新月、ナクシャトラはアールドラーです。
アールドラーのシンボルは浄化の涙、支配神はルドラ、シヴァ神の別名でもあるルドラは破壊と再生を司る神様。極端から極端に走る特徴を持ち、優しさと残酷さ、穏やかさと革新性、平和と動乱といった両極を併せ持つナクシャトラです。嵐は汚れを浄化し、涙は悲しみや痛み、辛さを洗い流してくれる。
この新月には凶星の影響がなく、穏やかさが感じられます。度数的には魚座の木星、牡牛座の金星とディグリーコンジャンクト、度数が近いので木星&金星の影響がある新月となります。強い吉星の影響→◎、木星と月はガージャケ-サリィヨーガのコンビネーションでもあり、軽やかですね。アールドラーの嵐のような激しさを秘めながらも表面的には穏やかでフレンドリーといった感じでしょうか。アールドラーの支配星はラーフですので、激しくて動的、情熱的なのです。
木星は定座で強いけれど、水瓶座の土星と牡羊座の火星&ラーフに挟まれており卑屈さが感じられます。正義や理想、博愛といった木星の良い側面が感じられるけれども…薄氷のようなはかなさが見え隠れします。
とはいえ、惑星は強いですね。定座:木星、金星 ムーラトリコーナ:土星、火星ですからね。
6月の終わりということで、2022年も半分が過ぎたタイミングであり、これから先の後半戦について考えてみる、振り返ってみるといいのではないでしょうか。
7月2日に水星が双子座へ、13日に金星が双子座へ、水瓶座で逆行している土星は13日山羊座へ戻ります。土星が逆にサインを移動するということで、やり残したことに再度取り組み、改善していく、完成させるんだという意気込みを持って進んでいくといいでしょう。完成させるためには並々ならぬ努力が必要ですが、努力を重ね乗り越えていくことで成長する、自信を持って歩んでいけると信じたい。
下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
ヨガジャーナルオンライン