意志の力と加護の力、威圧感など様々な惑星の影響下にある蟹座の新月

2022年7月29日2時55分、蟹座で新月を迎えます。

2022年7月29日新月図

2022年7月29日は蟹座の新月、ナクシャトラはプシャヤです。

神々の長であるブリハスパティ神が支配するたいへん吉祥なナクシャトラです。知的であり、誠実、教育や創造に関わり、人や動物を育成すること、養うことを象徴し、身近な人々に滋養を与え人々を教え導いていく指導力を持ちます。献身的であり、真理へと向かう純粋性を秘めており、哲学や宗教とも関連の深い高徳なナクシャトラです。

この新月は対面から逆行する土星のアスペクトを受けます、月のナクシャトラ、プシャヤの支配星も土星ということで土星の影響がたいへん強い新月図ということになります。蟹座には水星もトランジットしていますので水星&土星のコンビネーションが出来ますので、考えすぎる傾向があり、先々のことを考えすぎる、それゆえにぐるぐる思考だけ巡らせて実際の行動が出来ない、前進できなくてじっと留まってしまうといった感じ。

ただ、牡羊座から火星も4番目のアスペクトをし、火星の強いエネルギーが注がれますね、魚座からは木星の5番目のアスペクトということで様々な惑星たちの影響を受ける新月でもあります。魚座定座の木星という強い吉星の影響→◎です。木星は魚座の真ん中で強いだけじゃやなくて安定感がありますが、火星も定座の牡羊座で勢いもありますが、土星は逆行して山羊座に戻ったところ、強いけど再度訪れた試練のような風→地への変化が感じられます。強い外惑星の影響下にある新月図ですね。

8月1日には水星が獅子座へ、7日に金星が蟹座へ、11日には火星が牡牛座へ移動します。土星が逆行中ということで、引き続きやり残したことに再度取り組んでみたり、覚悟を決めて改善していく、完成させるんだという強い思いを持って進んでいくといいでしょう。完成させるためには並々ならぬ努力が必要ですが、努力を重ね乗り越えていくことで成長する、自信を持って歩んでいけそうなプシャヤで生じる新月です。

コロナ罹患者がここのところ高値で推移しており、収束する兆しが感じられません。むしろ、野放し状態のようにも感じます。土星が逆行→順行になるのが、10月23日、水瓶座に抜けるのが2023年1月ということで2022年も後半に突入していますが、なかなか厳しめの状況…10月16日に火星が双子座入りし、山羊座土星に8番目のアスペクト、10/30~2023/1/13は双子座火星が逆行しますので、拡散していきそう…ということで予断を許さない状況が続きそうです。免疫力を上げるべく体にいい食べ物を摂取して、充分に休息をとるようにして身体のケアをしていきましょう。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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