過去を振り返ってみて、今の状況を俯瞰してみたい獅子座の新月

2023年9月15日10時40分、獅子座で新月を迎えます。


前回は蟹座の新月でしたが、今回は獅子座の新月になります。獅子座の27度47分ということで、ナクシャトラはウッタラ・パールグニーでの新月となります。

ナクシャトラ、ウッタラ・パールグニのシンボルはベッドの4つの脚です。団結やグループ活動、仲間意識、人助け、寛大さ、深い愛情といった意味合いがあります。人を癒し、助けたいという慈悲の心にあふれたナクシャトラである反面、皆と分かち合い、ともに楽しみ、繁栄を享受するという快楽主義的な側面を併せ持つナクシャトラです。

今回の新月図は獅子座27度47分の太陽&月に対面の水瓶座から逆行土星がアスペクト、牡羊座からは逆行木星のアスペクトがあり、獅子座には逆行水星がコンジャンクトしています。逆行惑星の影響を受けまくりの新月図ですね。先に進むよりは、立ち止まって、過去を振り返ってみたり、今の状況を俯瞰してみる機会を持つといいでしょう。

16日に水星が順行に戻り、17日に太陽が乙女座に移動し、乙女座をトランジット中の火星&太陽のコンビネーションが出来ます。地のサイン乙女座での火の惑星どうしのコンビネーションということで、年末に向けてやっておきたいこと、やり遂げたいことをピックアップして具体的にスケジューリングしていくことで実現していけそうです。

今回の新月のナクシャトラの支配星は太陽です。太陽が支配星になるナクシャトラは、牡羊座の26度40分~牡牛座10度までのクリティッカー、獅子座の26度40分~乙女座の10度までのウッタラ・パールグニー、射手座の26度40分~山羊座の10度までのウッタラ・アーシャダーです。いずれも火のサイン→地のサインにまたがるナクシャトラであり、安定感があり、内省的であったり、善良さを有する、と同時に寛大で精神的な傾向、高い波動を持つナクシャトラです。

ウッタラ・パールグニー、ウッタラ・アーシャダーはプールヴァ・パールグニー、プールヴァ・アーシャダーの後にきますが、プールヴァ=東、ウッタラ→北といった意味合いです。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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