様々な矛盾を抱えながら前進していく乙女座の新月(日蝕)

2024年10月3日3時49分乙女座で新月(日蝕)を迎えます。


乙女座の15度51分ということで、ナクシャトラはハスタの新月(日蝕)です。ハスタでは、半年前の3月25日ハスタでの満月(月蝕)でした。2度連続のハスタでの蝕になります。ハスタは月が支配するナクシャトラです。乙女座は水星が支配する星座であり、水星も同じナクシャトラであるハスタをトランジットしており、ハスタ強調されておりますね。ケートゥもですから、過敏さが極まるような新月図、日蝕図になります。

ナクシャトラ、ハスタのシンボルは手、太陽神であるスーリヤ神が支配し、暗闇を照らす光を象徴とする吉祥なナクシャトラです。器用で知的であり、多方面に意識が向かうため調整能力が高く、サービス精神が旺盛、神経質な要素も感じられます。今回の新月は日蝕ということで、多くの人にとってターニングポイントになりそう。

双子座から火星がアスペクトし、牡牛座からは木星がアスペクトし、吉凶両方の影響を受ける敏感な新月ということで、神経が参ってしまってられる方、傷が癒えないと感じてられる方も多いのではないでしょうか。理屈で考えたら理解できそうなことに対して、どうも優柔不断に先送りしたくなりそうな、矛盾した気持ち、状況にいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

今年の夏は酷暑日続きでホントに辛かったですが、お彼岸を過ぎて急に肌寒い日が増えてきて、やっと秋の雰囲気が出てきましたね。私も高尾山にハイキングに行ったり、富士市近辺で神玉巡拝をしたり、箱根の三社、箱根神社、九頭龍神社、箱根本宮を巡ったりと秋の神社巡りが本格化してきています!

世間でも自民党総裁選が終わったかと思いきや、月末に解散総選挙へ突入するということで、蝕の影響をひしひしと感じますね。振り回されがちであり、予定調和にはいきにくく、裏工作や足の引っ張り合いなどが見え隠れし、はからずも刷新へと向かわずにおれないという感じでしょうか。ホントに刷新されるのならいいですが…

実に、私はこの蝕の影響を強く受けていますので、なかなか落ち着かない状況ですね(-_-;)、ただ、今目の前に展開していることを受け入れて、自分のやるべきことに集中して取り組んでいくよう心掛けていきたいと思っています。

11日に水星が天秤座へ、14日には金星が蠍座へ、17日に太陽が天秤座へ移動します。太陽が天秤座に入ったところで満月ですからね。まだまだ気を許せない状況が続きそう。

今回の新月のナクシャトラの支配星は月です。月が支配星になるナクシャトラは、牡牛座の10度~23度20分までのローヒニー、乙女座の10度~23度20分までのハスタ、山羊座の10度~23度20分までのシュラバナです。いずれも地のサインの真ん中あたりの安定した位置であり、安定感があって穏やかそうですね。牡牛座は金星が支配する星座なので、ローヒニーは美的な要素、女性的な傾向が強く、乙女座は水星が支配する星座ゆえ、ハスタは緻密さや批判精神が高く、山羊座は土星が支配する星座ゆえ、シュラバナは真面目さや学習能力が高い傾向があります。ハスタは現世的、物質性というサイクルに入っているので、この3つの中では現実的な傾向は強そうですね。

蝕が起きたナクシャトラは向こう半年慶事には使わないほうがいいので、ハスタは吉祥なナクシャトラだけど引き続き避けましょう!

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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