新たなステージへと押し出されてしまいそうな射手座の新月

2025年12月20日10時43分射手座で新月を迎えます。


射手座に入ったばかりの4度11分ということで、ナクシャトラはムーラでの新月です。ムーラはケートゥが支配するナクシャトラです。

新月のナクシャトラであるムーラは破壊神であるニルリティが支配し、シンボルは象をつつく棒、ムーラは地下へとの延びる根っこを意味します。基盤や本質に関わり、真理の追究や強い信念に向かわせる力を持つ、哲学的な要素が強いナクシャトラです。本質的なところで起きる根源的で抗しがたい変化、価値観が変わっていくタイミングになりそうです。2025年の最後の新月です。

火星とともに新月が巡ってきている感がありますね、先々回、先回の新月に続く火星とコンジャンクトする新月図です。この新月には双子座から逆行木星がアスペクト、魚座から土星が10番目のアスペクトをしています。

新月の同日に金星が射手座に入り、29日には水星が射手座に移動します。そして、次回の満月は2026年1月3日、双子座アールドラーでの満月を迎えます。

ということで、2025年から2026年に掛けての年末年始は、激動の予感があるのですが…穏やかに2026年のお正月を迎えられることを願うばかりです。

ただ、大きな時代の転換点でもありますので、2026年に向けてダイナミックに世の中が変化・変容していく可能性があります。射手座は日本建国図のラグナですから、日本にとって何か大きな転機になるような変化があるかもしれません。そんなことも頭の片隅に置きながら2025年をじっくり振り返ってみて、2026年に向けて策を練っていくといいでしょう。

新月→満月に掛けての半月は発展的なことを始めたり、策を講じるのにいい時期ですので。20日新月の翌々日22日が冬至ですから、一陽来復のタイミングであり転機です。

今回の新月のナクシャトラの支配星はケートゥです。ケートゥが支配星になるナクシャトラは、牡羊座の0度~13度20分までのアシュビニー、獅子座の0度~13度20分までのマガー、射手座の0度~13度20分までのムーラです。いずれも火のサインに入ったばかりであり、勢いがありそう、牡羊座は始まりの星座なので、アシュビニーがもっとも猛進する勢いが強そうで、獅子座マガーはどっしりしたところが持ち味、射手座ムーラは、哲学的であり、深く掘り下げていくという下向きのエネルギーが強いナクシャトラです。いずれも水の星座が終わって火のサインの始まりですので、ガンダーンタにかかるナクシャトラになり、新たな世界へ飛び込む的な要素が強くて、不安定さが感じられるナクシャトラです。今回は射手座ムーラの新月ですので、敏感さと直観力を研ぎ澄まして、新たなステージへと押し出されてしまいそうな、大きな変化というのが強調されるタイミングです。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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