2025年の振り返り_インド占星術鑑定
12月29日は今年最後の鑑定でした。
2025年インド占星術鑑定にお越しくださった皆さま、ありがとうございました。
振り返ってみたいと思います。
AIがどんどん進化してきて、Chat GPTに聞いてみたらこんなこと言われましたが、どうでしょうか?とか、鑑定後に時期などまとめると、ほぼ同じことを言われました。とおっしゃる方が結構いらっしゃいました。様々ですが、占いの領域にAIがどんどん侵入してきているのが感じられた1年でした。人に聞くよりAIの方が正確に答えてくれる、そんな時代にこれからますます進化していくのでしょうね。その意味では、インド占星術は論理をベースにしていて、数学的な要素がかなり高い占術なのでAIとのマッチング度は高そうです。
ただ、まだまだとの意見もあり、間違ったダシャーを出しているとか、細部に関しては、杜撰だとおっしゃる方もいて、私もそのあたりはちょっと感じるところです。
総合的に判断するのが大事、といいますが、このあたりはまだ人のさじ加減に依るのかなと感じるところです。時刻修正案件など、緻密に情報を入れて精査していかないといけないような場合に関しては、何が決め手になるのかということを判断する基準がまだ確立されていないように感じます。そして、それこそケースバイケースと言わざるを得ないような場面もありますので、難しいところです。インド占星術を知らない方にとっては更に難しいのではないかと思います。
総合的に、という点では、インド占星術は色んな方面から分析していきます。その分析の元が出生時間が正確であるという前提です。出生時間が曖昧だと精度は下がりますし、D1ラーシチャートのラグナが変わる場合などまったく別人の鑑定結果になってしまいます。
その意味で、大きな決断に際して、ですとか、相手次第というところがあって自分だけではどうにもならないようなケースであるとか、岐路にたっていらっしゃる方にご依頼いただくことが多かったかなと感じています。
また、再鑑定の方も多く観させていただきました。再鑑定の場合は前回からの経緯を踏まえて、現状と未来を予測していくということになります。この場合は、変遷を踏まえて今後を見通すということが出来るので、インド占星術の織り成す複雑な要素を垣間見ることになります。
D1チャートにあらわれていること、D9チャートで変わる点、質問のテーマの分割図、ヴィムショッタリダシャーの変遷とチャラダシャーの流れ、使えるならコンディショナルダシャーでも観ていき、年単位ではヴァルシャファラで確認し、突発的に質問を受けた場合はプラシュナで観るというような感じで色んな技法を使うことになります。
そして、色んな方面から観てみて、大きなターニングポイントになる年回りになりそうな時期が重なる場合、ここは変化ですねって言えるのです。
こうしてみると、インド占星術の鑑定って結構たいへんです。事前準備にかなりの時間を要するし、お話ししながらも頭の中ではその理由付けを反芻していたり、お伝えしたほうがいいことなどがないか考えています。あれっと感じたら、もしやと時間の調整が出てくることもあります。
たいへんと言いながら私が長年鑑定を続けているのは、いつも新たな発見があって、その理由付けがあって、ご依頼者様に納得いただけて、安心されたり、前向きな気持ちになられたりという変化が感じられることが嬉しいからです。
2025年、インド占星術鑑定にお越しくださった皆さま、ありがとうございました。


