師走に突入、忙しくても慎重にいきたい蠍座の新月

2024年12月1日15時21分蠍座で新月を迎えます。


蠍座の15度20分ということで、ナクシャトラはアヌラーダーの新月です。アヌラーダーは土星が支配するナクシャトラです。蠍座は火星が支配する星座、火星は月の支配する蟹座をトランジットしていて、月と火星は星座交換しています。新月には逆行水星が絡み、牡牛座から逆行木星がアスペクトしており、水瓶座からは土星が10番目のアスペクトをしており、多くの惑星が絡む新月となっています。

新月のナクシャトラ、アヌラーダーは、友愛の神であるミトラ神が支配し、シンボルは蓮の花です。泥の中に根を張り、水面に美しい花を咲かせる蓮、世俗の中にありながら、清く正しく生きるという潔さがあります。粘り強さや忍耐、努力、試練や献身といった意味合いがあり、周囲の人たちや仲間のために心からの真心を尽くし、友愛の情を傾ける献身的なナクシャトラです。

この新月は8室であり、蠍座は牡羊座から数えて8番目の星座であり、8室変化や秘密といったところがクローズアップされてきそうな新月図ですね。表立って見えないところの動きに注目していきたいところです。

今日から12月であり、2024年も残すところ1ヵ月になってしまいました。年末に掛けて今年中に終わらせておくことと、2025年に向けての準備と慌ただしくなっていきそうですね。今秋は秋が短くて急に師走に突入、寒い!といった面持ちではないでしょうか。

12月3日に金星が山羊座に入ります。そして次の満月は12月15日牡牛座満月です。12月はもう一回新月があって、12月31日大晦日に12月2度目の新月を迎えます。気を引き締めて12月を乗り越えていきましょう。

今回の満月のナクシャトラの支配星は土星です。土星が支配星になるナクシャトラは、蟹座の3度20分~16度40分までのプシャヤ、蠍座の3度20分~16度40分までのアヌラーダー、魚座の3度20分~16度40分までのウッタラ・バードラパーダです。いずれも水のサインの初めから真ん中あたり位置であり、どっしりしたイメージで、支配星が土星なので粘り強さややり遂げる力など実現力が感じられます。今回の満月の蠍座は火星が支配する星座であり、ナクシャトラ支配星は土星ということで、星座交換やアスペクトによる影響も含めて凶星の影響が重なり、吉星は逆行していますので、何ごとにつけ慎重に進めていきたいところです。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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