受け止めていく力強さが感じられる獅子座の満月(月蝕)

2025年3月14日15時54分獅子座で満月(月蝕)を迎えます。


今回の満月は獅子座29度43分での満月ですので、すぐに月は乙女座へ、太陽もまた、満月同日の14日に魚座に入ります。獅子座ウッタラ・パールグニーでの満月です。今回の満月はラーフケートゥ軸に近いので、月蝕になります。日本の一部で部分月蝕が見えるということです。

月のナクシャトラ、ウッタラ・パールグニーのシンボルはベッドの4つの脚です。団結やグループ活動、仲間意識、人助け、寛大さ、深い愛情といった意味合いがあります。人を癒し、助けたいという慈悲の心にあふれたナクシャトラである反面、皆と分かち合い、ともに楽しみ、繁栄を享受するという快楽主義的な側面を併せ持つナクシャトラです。

今回の満月図は水瓶座で太陽と土星がタイトにコンジャンクトしますので、土星の影響を強く受けた満月図になります。14日中に太陽は魚座へ、月も満月後すぐに乙女座へ、そして満月の翌日である15日には水星が逆行開始します。高い度数の土星の影響をタイトに受けた満月ということで、何があっても受け止めていく力強さが感じられます。

14日22時30分、太陽が魚座へ入室、ミーナ・サンクランティです!


3月29日はヒンドゥーニューイヤーであり、日蝕になります。翌30日に土星が魚座入りします。

なんだか激動の2025年の幕開けといった様相です。惑星たちが徐々に準備を整えていき、スイッチが入ったかのぞわぞわした感じになります。ヒンドゥーニューイヤーチャートは、魚座-乙女座の軸にすべての凶星が重なり、たいへん傷つきます。

なにはともあれ、気を付けなきゃ…準備しておかなきゃ…というような緊張感がありますね。あと半月ですから、心の準備と身の回りの備蓄、家の整理整頓など様々な側面で準備をしていきましょう。

今回の満月のナクシャトラの支配星は太陽です。太陽が支配星になるナクシャトラは、牡羊座の26度40分~牡牛座10度までのクリティッカー、獅子座の26度40分~乙女座の10度までのウッタラ・パールグニー、射手座の26度40分~山羊座の10度までのウッタラ・アーシャダーです。いずれも火のサイン→地のサインにまたがるナクシャトラであり、安定感があり、内省的であったり、自己犠牲の精神を持ち、善良さを有する、と同時に寛大で精神的な傾向、高い波動を持つナクシャトラです。

ウッタラ・パールグニー、ウッタラ・アーシャダーはプールヴァ・パールグニー、プールヴァ・アーシャダーの後にきますが、プールヴァ=東、ウッタラ→北といった意味合いです。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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