拭いきれない不安や恐れを抱えて孤高に輝く獅子座の満月
2020年3月10日2時48分、獅子座にて満月です。
獅子座の満月です。ナクシャトラはプールヴァパールグニ―、パールグニーは「果実」を意味します。シンボルはハンモック、休息と回復を象徴し、人生における楽しみや喜びを享受する楽観的な質を持つナクシャトラです。このナクシャトラの支配星は金星、この満月は、両隣に星がないので、ケーマドルマヨーガであります。
コロナの影響でテレワークをしている人も多いのでしょうね、一人で家で仕事するのもお気楽と言えるかもしれないけど、ふと寂しさを感じたりしてしまうかも。楽しみにしていたイベントが中止になったり、皆で集まるとか、食事するとかといった楽しいことから距離を置かざるを得ない…といった今の状況を象徴しているようですね。停滞感、先行きに対しての不安、色んな思惑から守りを加速しているのでしょうね。
ただ、焦らないことは大事かも。焦って先を急いでも自分だけが先に行けるわけはなく逆効果、空回りになりそうな…、こういう時こそ、瞑想したり、マントラを唱えたりといった心静かに過ごす時間を持つといいかもしれませんね。
この満月には逆行する水星が水瓶座からアスペクト、射手座から木星がアスペクト、吉星の影響しかないですから一日も早く収束して普段通りの日常が戻ることを祈るばかり。
満月図のラグナは射手座、ちょうどラグナの度数に火星がかなり緊密になっています。緊張や先行きに対しての不安、恐れ、そして拡大していきそうな木星が近い度数でコンジャンクト、この木星が加護を与えてくれるといいのだけど。
射手座から4室目の魚座には火星、土星がアスペクト、国土、日本ですね。緊張が引き続き続きそう。
3月14日に太陽が魚座へ、3月22日に火星が山羊座へ、山羊座には火星&土星という凶星が…火星は高揚する山羊座をトランジットしますので、勢いが増してきそうですが、二大凶星の影響で経済が心配です。
次回の新月は3月24日魚座での新月です。これはニューイヤーチャートであり、チャイトラシュクラプラティパダ―といって向こう一年の動向を観るのに使います。
下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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