不安定さが感じられるものの軽やかな天秤座の新月(日食)
2022年10月25日19時48分、天秤座で新月を迎えます。
2022年10月25日は天秤座の新月、ラーフ-ケートゥ軸に重なりますので日食、ナクシャトラはスバーティーです。
スバーティーは、風の神ヴァーユが支配する軽やかなナクシャトラ。風のサインの天秤座での新月ということで、自由であり独立心旺盛、新たな始まりを象徴し、伸びていく力、成長、成熟していく力を持つナクシャトラです。同時に適応能力が高いため、コミュニケーション能力を発揮して、周囲の人との関係が広がっていくでしょう。この新月は日食であり、金星の影響を受けますので、傷を癒す慈悲の心、深い愛情などが秘められている新月図です。
この新月は部分日食となり、ヨーロッパ、アフリカ北部、中東、インドなどで観測できますが日本では観測できません。インドでは日食・月食は不吉と言われており、瞑想したり、プージャ(護摩)に参加したりするのはいいのですが、観光目的で観測するというのは推奨されていません。
今回の新月は天秤座であり、定座の金星がすぐ近くで絡む新月です。23日には山羊座運行中の土星が逆行→順行に戻っており、翌26日には乙女座水星が天秤座へ入室し、コミュニケーションの星が絡む軽やかな新月図ですね。ただ、太陽は減衰度数内であり、勢いに欠けるかな。
30日には双子座運行中の火星が逆行開始し、11月14日に再度牡牛座へ戻り、2023年3月13日まで牡牛座に長期滞在します。逆行は1月13日まで。この火星の動きはちょっと不気味…
次回の満月は11月8日、牡羊座の満月🌕、月食です。20時過ぎの月食になり、日本で観測可能ですが、インド占星術的にはおススメしないですね。
下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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