時刻修正➃_乙女座or天秤座ラグナ
先日鑑定した方は、出生時間がお母さまの記憶によると…ということでD1のラグナが乙女座か天秤座かの二つの可能性があり、様々な情報を検討してみて、ある程度の予測を立てて鑑定に臨んだのですが、話を伺っていて、もう一つのラグナの可能性が高まってきて、再検討していくともう一つの可能性が高い、ということになりヴィムショッタリダシャー、チャラダシャーで確認して各種分割図で調整していくということを焦りながら行っていくことになりました。
事前予測したラグナですべてダシャー&分割図が説明できるはずだったのですが、1時間ずらしたラグナでも同じように説明できることが判明して、分割図などは、D24はちょうど1時間変わることで私が特定したラグナになるのでこれでもOKということになる。D24というのは教育や専攻など学びに関しての詳細を観るというチャート、約5分でラグナが変わるので、12星座分のラグナは5分×12で60分で1回りするのです。
D9やD12、D10チャートは大体12分ぐらいでラグナが変わるので、6星座×12分で72分ということで、1時間ちょっとでラグナがほぼ対面になり、1-7軸で同じコンビネーションが出来るので、これもどちらでも説明できることになります。
最初にD1でチャラダシャーで確認していく、という流れで見ていったのですけど、これがピタッと説明できてしまったので、これかなって思ったのですが、もう一つのラグナでも説明出来てしまう。
天秤座ラグナも乙女座ラグナもチャラダシャーの流れは順周りで、乙女座ラグナは乙女座→天秤座→蠍座→射手座と続きます。天秤座ラグナだと天秤座→蠍座→射手座→山羊座と続きます。蠍座&射手座はどちらも大変そうだったので、あまり決め手にならなかったということ。
また、乙女座ラグナの5室支配星は土星、天秤座ラグナの5室支配星も土星、天秤座ラグナだと9室支配星が水星、乙女座ラグナだと9室支配星が金星、これらが絡んでいて、子どもの出生もどちらでも説明できてしまう、D7でも説明出来てしまい、焦りまくりの鑑定になってしまいました。
焦る中でも、対話して話を伺うことで納得することが多くて、メールだけのやり取りでは見えてなかったことが見えてきて、最終的には納得できる時間に落ち着いて良かったなと思いました。
1-7軸、2-8軸に絡む時期もどっちでもありと言えるし、ヴィーパリータ的な要素になるか、それともドシュタナハウスでのダーナヨーガが出来るのか、どのレベルの損失なのか、もうほんとに様々な要素が絡み合っていて難しいなと感じたところです。
反省点としては、D1チャートを特定する際にかなり私の思い込みを反映してしまっていたところです。こういう状況だから、このハウスは傷ついてなければならないといった先入観で臨んでしまったということ、事実は歴然とあったとしてもとその人がその事実に対してどうとらえるか、感じるかということはまた違うということ、事実が顕著にあらわれているのは分割図レベルでということはありうるので、D1のラグナが変わる可能性がある場合はまずは大まかに人生を俯瞰してみるという視点が大事で、そこをすっとばして分割図レベルの検討をしてしまってはいけないということですね。
時刻修正をするにあたってですが、Jyotish-ONEで出生時間を少し変えたり、大胆に変えたりして見た時に大事な分割図が一覧で見渡せる仕様って素晴らしいなと思った次第です。ホント石丸さんすごい!
↑これはJyotish-ONEのスクリーンショット、出生時間の調整をする際にはこの時間ボタンを使います。
秒:s 分:m 時間:H 日:D 月:M 年:Y となっています。
下の分割図の中にあるD4の01:03:57~01:27:08 というのがこの時間の幅に生まれていたらD4チャートのアセンダント(Asc)は蟹座ということを示しています。
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