生活の簡素化、軌道修正が必要になってきそうな魚座の満月(月蝕)

2024年9月18日11時34分魚座で満月(月蝕)を迎えます。


今回の満月は魚座に入ったばかりの1度28分ということで、ナクシャトラはプールヴァ・バードラパーダでの満月、ラーフ-ケートゥ軸に重なるので月蝕です。西洋でも魚座満月ですね!

プールヴァ・バードラパーダのシンボルは剣、破壊神ルドラが支配する力強くて勢いがあるナクシャトラ、情熱的であり独立心旺盛、未来への理想や希望を持ち、信念に基づいて独自の道を突き進んでいく力があります。同時に激しい気性や批判精神を合わせ持ちます。

4月9日の魚座レヴァティーでの新月(日蝕)から半年後の月蝕ということで、この月蝕と10月3日の日蝕は2024年の大転換期とも言えるタイミング、日本ではこの間に総裁選が行われます。刷新といったところですが、この半年間の流れを振り返ってみると、よき流れへと変わっていくかは甚だ疑問ですね。逆にじわじわと私たち庶民には見えないところで進められていく策略や陰謀…といった危機が迫ってきているように感じられます。そして、この次の蝕は2025年3月末のヒンドゥーニューイヤーになりますので、正直ここからぐんぐん回復していくようには感じられません。

満月の月は、ラーフと土星に挟まれた状態で傷ついています。逆行するt土星は山羊座からも影響を及ぼしますので、月&ラーフに3番目のアスペクトをします。土星は獅子座の水星にもタイトにアスペクトしており、その水星は太陽と星座交換して、火星、木星が乙女座の太陽、ケートゥ、金星にアスペクトします。惑星がすべて絡みますね…

このままでは難しいと感じることに関しては、現実を見据えて、大胆に軌道修正していきましょう。新たな試みや挑戦してみるのもいいでしょう。9月下旬から10月に掛けての蝕の時期はそういったタイミングでもあります!ただ、現実の生活、日々の生活はしっかり固めていくように心掛けてくださいね。足元がぐらついている状態でチャレンジしちゃうのは危険極まりないですからね。

今回の満月のナクシャトラの支配星は木星です。木星が支配星になるナクシャトラは、双子座の20度から蟹座3度20分までのプナルヴァス、天秤座の20度から蠍座3度20分までのヴィシャーカー、水瓶座の20度から魚座3度20分までのプールヴァ・バードラパーダです。いずれも風のサインの半ば過ぎから水のサインの始めの位置であり、風のサインは軽やかに交流を楽しむ感じですが、水のサインでは深みや重さが加味されるよう。今回は魚座に入ったばかりのプールヴァ・バードラパーダの満月、月蝕ということで、日常生活がどんどん厳しくなっていきそうな流れが出来ていきそうで、逆行土星からのプレッシャーとも相まって感じるところです。生活の簡素化、引き締めを余儀なくされそうです。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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