秋の深まりとともに人恋しさが増してきそうな天秤座の新月

2024年11月1日21時48分天秤座で新月を迎えます。

天秤座の15度23分ということで、ナクシャトラはスバーティーの新月です。スバーティーはラーフが支配するナクシャトラです。天秤座は金星が支配する星座、新月には蟹座から火星がアスペクトしています。

スバーティーは、風の神であるヴァーユが支配するナクシャトラです。ヴァーユは知性を司り、穏やかさと破壊的な質の両方を併せ持ちます。風のサインの天秤座ということで、コミュニケーション力が高く、自由であり独立心旺盛、新たな始まりを象徴し、伸びていく力、成長、成熟していく力があります。

10月も終わり、11月に入りました。10月とは思えない暖かな日が多かったですが、11月ですから、急激に寒くなり、秋の深まりが感じられる日が増えていくでしょう。冬至に向けて日が暮れるのも早くなってきます。山に行くにはいいシーズンですが、寂しい気持ちに駆られがちな季節の始まりですね。

11月5日にはアメリカの大統領選挙があり、世界が変わるきっかけになるかもしれない、そんなタイミング。どんな結果になったとしても、混乱や混とんが訪れるかもしれない減衰火星と減衰太陽のコンビネーション、4室地下であり、水面下での動きが色々あるのかもしれず、すでに結果は決まっているのかもしれませんね。

8日に金星が射手座に移動し、15日には水瓶座運行中の土星が順行に戻ります。2025年3月30日までトランジット土星は水瓶座を運行していますので、今まで取り組んできたことに関して、一区切りつけるようなタイミングですね。来年に向けて備えていく、準備していくといいかもしれません。

今回の満月のナクシャトラの支配星はラーフです。ラーフが支配星になるナクシャトラは、双子座の6度40分～20度までのアールドラー、天秤座の6度40分～20度までのスバーティー、水瓶座の6度40分～20度までのシャタビシャーです。いずれも風のサインの初めから真ん中あたり位置であり、軽やかそうなんですが、支配星がラーフなので外国との縁があったり、激しさが感じられたりします。今回の満月の天秤座は金星が支配する星座なので、楽しい交流や物を介した貿易やビジネスなどにも関わり、現世的、物質性というサイクルでもありますので、現実的であり、駆け引きなどにも長けているでしょう。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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