地味であり現実的な要素が色濃く感じられる山羊座の新月

2025年1月29日21時35分山羊座で新月を迎えます。


山羊座の15度38分ということで、ナクシャトラはシュラヴァナでの新月です。シュラヴァナは月が支配するナクシャトラです。今回の新月に絡む星は学習の星水星とコンジャンクト、逆行火星&逆行木星がアスペクトしています。牡牛座から逆行木星がアスペクトしますので、地のサインが際立つ新月図ですね。

新月のナクシャトラ、シュラヴァナは、宇宙を維持する最高神であるヴィシュヌが支配し、シンボルは耳、学芸の神であるサラスヴァティとも関連が深いナクシャトラです。学識が高く、宇宙の真理を理解する力を持ち、親切で寛大、神聖な教えや知識を学び、知り得た知識や知恵を多くの人に伝えていくことが使命であり、外国とのかかわりも深いです。

2025年の最初の新月、山羊座のど真ん中であり、落ち着いた様相が感じられる新月ですね、水星の持つ理知的、理性的な要素を活かして、現実的な力強い一歩を踏み出したいところです。

2月11日に水星が水瓶座に移動します。水瓶座運行中の土星に水星が近づいていきます。土星が水瓶座を運行するのは、3月30日まで。年度末に向けて一つの区切りとなるような体験をされる方がたくさんいらっしゃるのではないかと感じています。2025年の幕開けは3月29日魚座新月、30日土星魚座入りではないかな…といった感覚がありますので、そこまでに終わらせたいこと、始めておきたいことを明確にしていきながら、ご自身に向き合ってみるといいのではないかなと思います!

今回の新月のナクシャトラの支配星は月です。月が支配星になるナクシャトラは、牡牛座の10度~23度20分までのローヒニー、乙女座の10度~23度20分までのハスタ、山羊座の10度~23度20分までのシュラヴァナです。いずれも地のサインの真ん中あたりの安定した位置であり、安定感があって穏やかそうですね。牡牛座は金星が支配する星座なので、ローヒニーは美的な要素、女性的な傾向が強く、乙女座は水星が支配する星座ゆえ、ハスタは緻密さや批判精神が高く、山羊座は土星が支配する星座ゆえ、シュラヴァナは真面目さや学習能力が高い傾向があります。シュラヴァナは精神性・手放しというサイクルに入っているので、この3つの中では地道にコツコツ積み上げていくといった現実的な要素が強そうですね。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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