静かに覚悟を決めて、祈りの力を信じたい蟹座の満月

2025年2月12日22時53分蟹座で満月を迎えます。


今回の満月は蟹座29度53分での満月ですので、すぐに月は獅子座へ、太陽もまた、13日に水瓶座に入ります。蟹座アシュレーシャーでの満月です。

アシュレーシャーのシンボルはドグロを巻いたヘビ、支配神は蛇の精霊であるナーガ神、ヘビは秘密主義であり、毒を持つことから攻撃的に働くと、他者を傷つけたり、自身に痛みをもたらすこともあります。同時に偉大な智慧、洞察力と集中力があり、専門を極める力があります。

今回の満月は水のサインである蟹座の深い度数で起きる満月であり、ガンダーンタといわれる不安定な位置であり、隠されていた真実が暴かれることになったり、心の奥底に潜んでいた感情に直面する機会があったり、表面でも内面的にも、乱されがちな点がありそうですが、このタイミングで大きな変化のきっかけになりそうです。見えている世界が変わる、違う世界を見る、次元の違う世界へ誘われる、など様々な変化変容が訪れるのではないでしょうか。

そして、太陽は水瓶座へ、下記は太陽水瓶座入りしたところのトランジット図、クンバサンクランティーです。


風のサインに集中していて、いい流れが出てきそうな予感がしますね、水瓶座土星の集大成的な時期ですね、3月30日には土星は魚座に入り、もう水瓶座には戻りません。2月24日には逆行中の火星が順行に戻ります。
ただ、3月2日から金星が逆行開始し、15日には水星も逆行開始、この流れでこの次の新月、3月29日魚座新月、ヒンドゥーニューイヤーを迎えます。

緩急が激しそうな春先になりそうで、多方面に備えていきたいところです。

今回の新月のナクシャトラの支配星は水星です。水星が支配星になるナクシャトラは、今回の蟹座の16度40分~30度までのアシュレーシャー、蠍座の16度40分~30度までのジェーシュター、魚座の16度40分~30度までのレーバティーです。いずれも水のサインの真ん中過ぎから水のサインの終わりまでの位置になります。30度に近くなればなるほどにガンダーンタに掛かりますので不安定になってきます。今回の満月はかなり深くガンダーンタの影響下の満月になりますので、深くて敏感、繊細で傷つきやすい、と同時に隠された真実のような見えないところの本質にも繋がりそうで静かに覚悟を決めて、祈りの力を信じたいですね。

いよいよ2025年の幕開けといったところでしょうか。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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