サンキャヨーガについて
ナバサヨーガのひとつである「サンキャヨーガ」ですが、これはインド占星術で使うラーフ、ケートゥを除く7つの惑星がいくつの星座に在住しているかを数えてみると、1~7までのいずれかになり、このいずれかにて成立するヨーガのこと。
1:ゴーラヨーガ、2:ユガヨーガ、……7:ヴィ―ナヨーガということで7種類あります。
このヨーガは、誰のチャートでもどれかのサンキャヨーガが当てはまります。いくつの星座に分配されているかということですからね。
この場合、8割がたの人が4つ~5つの星座に分配されているということになるかと思われます。ですので、4~5つの星座に分配されているからと言ってサンキャヨーガのってあえて指摘するようなこともない、というようなもの。
逆に、2つ、3つ、6つなどは珍しい、1つ、7つになると超珍しいレアケースということになります。
先日珍しいことに…3つの星座の「シューラヨーガ」の持ち主に連続でお会いしました。お一人は、週に三回身体を動かすレッスンに通ってられる非常にストイックな方、もう一人は会社員の方で集中力はありそうな方…でしたが、なるほどと思わせる要素は見られなかった…、このヨーガの特徴である、衝動的、勇敢、自己主張といった要素はお二方ともにあまり感じられなかった。ただ、秘めたるものとして持ってられるという可能性はあります。独立独歩であったり、自営業などに向いていたりなど。
かなり前に2つの星座に揃う「ユガヨーガ」の方にもお会いしたことがあるのですが、この方は月だけがぽつんとケーマで、その他の惑星たちが山羊座でコンジャンクトしているという世代の方で今から思うと優しさが際立つ方だったような印象があります。ボランティア的な働きをしてられて、月が他の惑星を照らしているかの方だったような。
そして、7つの「ヴィーナヨーガ」の持ち主にもお会いしたことがあります。この方は男性の方で良い具合に人生の扉が開いていくような軽やかさをお持ちだったような気がします。7つの星座に分配されているだけにたいへんバランス感覚にすぐれている、どこに行ってもうまくやっていける器用さと人当たりの良さをお持ちだった気がします。
先日講座でこのヴィーナヨーガのことが話題に出て、「日系大企業の優秀なサラリーマン」向きの人!?というような表現をされた方がいて、なるほどと思ったのでした。日系大企業のサラリーマンとして成功するには、何をやっても有能でどの部署に行っても才能を発揮できる器用さが必要ですよね。公務員などにも向いているのかもしれませんね。