緊張と変革が同時にもたらされそうな牡羊座の新月

2022年5月1日5時28分、牡羊座で新月を迎えます。

2022年5月1日新月図

2022年5月1日は牡羊座の新月、ナクシャトラはバラニーです。

バラニーのシンボルはシャクティ、「性的能力」を意味する女性名詞ということで受動的な女性性のパワーをあらわします。支配神は、ヤマであり人を正しい方向へと導く厳格さを持つ神様。新たな生に向かう力、新たな創造性を育み、芸術的才能とも関連するナクシャトラです。バラニーは金星が支配するナクシャトラ、金星は女性を象徴する惑星です。

過去から離れて魂が生まれ変わる、未来に向けて新たな一歩を踏み出していく後押しになりそうな新月、この新月はラーフ‐ケートゥに絡むため日食になります。部分日食になります。

水瓶座に入ったばかりの土星がアスペクトする新月ゆえ、逆境になったり、困難な道へと向かわせられる可能性も孕むけれど、正義という高い理想を掲げて突き進んでいく流れが加速していきそう。大きな変革期、変化の予兆が感じられる新月図です。

魚座では、高揚する金星と定座の木星がコンジャンクト、両方強いですが、かなり近接しており惑星戦争状態、この惑星戦争は金星が勝ちます。正義や人道主義を象徴する木星と愛情や快楽へ向かう欲望をあらわす金星が拮抗して勝つのは金星、かつ魚座は水瓶座の土星&火星と牡羊座のラーフ、太陽に挟まれた状態になっており敵に囲まれていて身動き出来ないという状態。

世界の流れ、緊張感がまだまだ続きそう。

太陽は5月15日に牡牛座へ移動します。ラーフ‐ケートゥ軸を抜けるのはいいですね。牡牛座では10日から水星が逆行します。6月3日まで。

強い星と弱い星、吉星と凶星、表に出ていることと裏に隠れていること、顕在意識と潜在意識、社会的な活動と私的な活動、良いことと悪いこと、観る側面によって全く違う景色が垣間見られる、そんなパラレル状態を意識することが多々あり、現世に生きていながら別の世界から引きで眺めているような気がします。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
ヨガジャーナルオンライン

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA