じっくりと考えてから動き出したい射手座の満月

2025年7月11日5時37分射手座で満月を迎えます。


今回の満月は射手座の24度37分での満月で、すぐに月は山羊座へ移動します。太陽は、16日に蟹座に移動します。射手座プールヴァ・アーシャダーでの満月です。今回の満月には双子座から木星がアスペクトし、魚座の土星も10番目のアスペクトします。前回の蠍座満月と同様、月の両隣には惑星がなくて、ケーマドルマの少し寂しげな満月になります。引き続きすべての惑星が順行中ですが、13日からは土星が逆行開始します。

太陰月のアーシャダーの満月ということで、グル・プールニマーです。グル(師)に感謝する日です。

満月のナクシャトラ、プールヴァ・アシャーダーのシンボルは象の牙、水の神様であるアパスが支配するナクシャトラ、人々を鼓舞し、感情に訴えかけることを得意とします。完全主義者であり、名誉やプライドを重んじると同時に、親切で面倒見も良く、周囲からの信頼が厚いナクシャトラです。

2024年大晦日に同じナクシャトラで新月を迎えました。それから半年経って、今回の満月です。この半年を振り返ってみて、やり遂げたこと、やり残したことに思いを馳せ、ご自分を労わってあげてください。土星が逆行し始めるので、今後のことについては、ゆっくり考えていきましょう。

16日、太陽が蟹座へ。


太陽が蟹座に入室してから山羊座に入るまでの半年は、ダクシナーヤナといい、慶事のムフルタには向かないと言われています。インドではこの期間は結婚式など慶事は行われないようです。

夏至を過ぎて、夜の時間が長くなりますので、内省の方向へと向かう半年といった感じですね。2025年も折り返し点を過ぎ、ここからは取り掛かったことをじっくりと腰を据えて形にしていく時期にするといいでしょう。

私は、パンチャンガ手帳2026年版について、動き始めています。先日ハルさんと相談しまして、2026年版のパンチャンガ手帳は手帳と月別のカレンダーを合体させていこうと考えています。卓上カレンダーは2025年版で終了にします。

そして、来年に向けて、別冊のパンチャンガの解説本を作りたいな、と考えています。月にフォーカスしたした解説本です。ティティ、ナクシャトラ、ヨガ、カラナについての詳細、特別な組み合わせについて、そしてムフルタに活かす方法です。これはかねてよりご提案してくださった方がいらしたのです。2026年中には実現させたいなとハルさんと話しました。

今回の満月のナクシャトラの支配星は金星です。金星が支配星になるナクシャトラは、牡羊座の13度20分~26度40分までのバラニー、獅子座の13度20分~26度40分までのプールヴァ・パールグニー、今回の射手座の13度20分~26度40分までのプールヴァ・アシャーダーです。いずれも火のサインの真ん中あたりから終わりに掛けての位置になります。火+金星ということで、勢いが出てきそうなナクシャトラです。今回のナクシャトラ、プールヴァ・アシャーダーの射手座は木星が支配するサインですので、火&金星&木星となりますので、人々や世界を活気づかせるような力強さが感じられます。双子座から木星のアスペクトがありますので、木星の持つ広がりや加護が感じられますね。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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