コロナからの復興、力強い歩み蠍座の満月
2020年6月6日4時12分、蠍座にて満月です。
蠍座の満月、ナクシャトラはジェーシュター、シンボルはインドラ神のイアリング、神々の中の長であるインドラ神が支配するナクシャトラです。
最年長、創設者や陰の実力者といった意味合いがあり、組織の長となる人物をあらわします。物質的な側面と精神性を求める側面の両方の要素を併せ持ち、現実世界をパワフルに突き進んでいく力を持つナクシャトラです。
ジェーシュターの支配星は水星、牡牛座で逆行する金星のアスペクトを受ける満月、人と人との深い情緒的な繋がりや信頼関係が感じられる満月、ただ、この満月も孤独をあらわすケーマドルマですね。ただ、月から見て吉星である金星、水星が7室、8室をトランジットしているのでチャンドラアディヨーガが部分的に出来ています。
この満月図のラグナは牡牛座なので、ラグナロード金星は逆行しているけど、ラグナで強く、ヨーガカラカの土星も力強くて、コロナからの復興への歩みが始まろうとしているかの様相です。
ただ、逆行惑星が多いのは気になるところ、土星、木星、金星。そして水星も18日から逆行します。
惑星の移動は、6月15日に太陽が双子座へ、6月19日に火星が魚座へ。21日の新月、部分日食に向けて、着々と準備を整えていっているような様相です。この日食では水星が深く傷つきます。地震や気候の変動に要注意です。
下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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