トリシャダヤハウス
ヴィムショッタリダシャーの話で、ダルマハウス、1室、5室、9室の支配星の時期は幸運期という、幸運というか自分がやるべきことに向かえる時期であり、向かうための準備が整ったり、運が味方してくれるような時期。
一方、トリシャダヤハウスの支配星の時期はたとえ吉星であっても不吉、と言われます。というのも、トリシャダヤハウスは自分の欲に走ってしまいがちな時期だから。
トリシャダヤハウス:3室、6室、11室であり、11室がもっとも強い欲望のハウスであり、現世利益をもたらしてくれる、現世利益に対しての欲をもたらすハウス
3室は、自助努力のハウスであり、自力で頑張る力をもたらす、ただ、自分の力にこだわるあまり自己中にも走ってしまいがちなハウス
6室は、争いや競争のハウスであり、勝利に対するこだわりや囚われをあらわす。
11室は、仲間をあらわすハウスであり、現世利益や仕事上の成果や評価、結果に対しての強いこだわりをあらわす。
どれも現在社会、競争社会を生き抜いていくには大変重要なハウスであるけど…インド占星術的には凶のハウスなんですね。
このハウスの支配星どうしが絡んでいたりすると、とてもアグレッシブな性質や考え方になり、例えば独立して自営業で仕事をしていたり、力強く営業して利益を上げていく原動力になるし、スポーツ選手なんかだったら記録や勝負、ひいては評価に対しての強いこだわりを持ったパーソナリティになるんですね。
そして、トリシャダヤハウス支配星の巡ってきた時期に何らかの成果を上げたりする、ただ、トリシャダヤハウス自体には運の後押しや加護といった意味合いはないので、成果を上げるためには並々ならぬ努力が必要になってくる。
トリシャダヤハウスどうしの絡みが強かったりすると、どうしても自分のやりたいようにやりたい!という気持ち、こだわりが強くて、人の意見に耳を貸さない気がします。
トリシャダヤハウス支配星がケンドラ、トリコーナハウスと絡むと運の後押しがあったり、現実面での助けが入ったり、現実も踏まえた考え方が出来たりするのだけど、ドシュタナハウスと絡むと大変ですね。誰のアドバイスにも耳を貸さないばかりか、自分の欲望に忠実過ぎるあまり暴走するというパターンになってしまったりする(-_-;)。こういう人は要注意です!