ピリリとした緊張感が漂う牡牛座の満月

2022年12月8日13時9分牡牛座で満月を迎えます。

双子座へ抜ける少し前で生じる満月、牡牛座の21:51の度数であり、21:56で逆行する火星に近接した満月ゆえピリッとした緊張感が漂う満月図です。牡牛座の月はムーラトリコーナであり不動宮ということで、月にとっては安定した位置になります。

月のナクシャトラはローヒニー、創造神であるブラフマーが支配し、シンボルは荷馬車です。女性的な優しさに満ち、豊かな愛情や芸術的な感性を持ち、ゆったりとした身のこなしが似合う、美的センスに優れたナクシャトラ。穏やかで優雅な気品を持ち、周囲の人たちに癒しを与え、和ませる天賦の才を持ちます。このナクシャトラの月＆逆行火星のコンビネーションゆえ、複雑な景色が垣間見れますね。

火星は、太陽にアスペクトし、火の要素を強めます。また、火のサイン射手座の金星＆水星にもアスペクトし、活性化します。山羊座を運行中の土星は魚座の木星にアスペクトします。すべての吉星が凶星の影響下にあるのは気になるところです。穏やかで安らかではない、という感じですね。年末にかけてピリリと緊張感を持った空気感が出てくるのではないでしょうか。

ただ、外惑星である木星＆土星はどちらも定座であり、順行中ということで大きくは安定感があります。年末に向けて慌ただしくなってきそうですが、現実的なことをわきまえて進めていくといった感じでしょうね。

先回の新月図の際にお伝えしましたが、日本の建国図(サンフランシスコ講和条約締結時を基準にします BY 清水俊介先生・ビサリアジ) によると、この満月前後に日本がいよいよケートゥ期に突入します！

日本建国図は下記です。

4室魚座に在住する水星期→9室獅子座に在住するケートゥ(Ke)期に変わりますので、現実的、物質的な価値観の世界→精神的、道徳的な方向へ価値を見出す流れへと向かうわけですが、ケートゥには縮小・貧困の象意がありますので、浮かれ気分では立ち行かなくなる、そのあたりの警鐘が鳴らされているように感じられる満月図です。

インフレの懸念もありますし、コロナ＆インフルが同時に流行るかも、との懸念も聞かれます。目の前の現実を見失わないよう、気を引き締めていきましょう。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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