トランジット木星が牡羊座へ

2023年4月22日にトランジットの木星が牡羊座へ移動します。下記がトランジット図、D1&D9です。


振り返ってみますと、木星が魚座に入室したのが、2022年4月13日ですので、ちょうど1年間魚座に滞在していたということになります。魚座の木星は定座の木星であり、水のサインであるスピリチュアルな魚座での強い木星ということで、精神世界へと向かわれた方、パートナーとの宗教感の違いで悩まれている方、深く精神世界へ傾倒してらっしゃる方など魚座木星らしい方に出逢うことが多かった気がします。

特に、木星が魚座の中でもレヴァティーというナクシャトラに入ってから顕著になってきた気がします。レヴァティーは魚座の16度40分から30度で、2月25日あたりにレヴァティーに木星が入ってきています。このあたりから徐々に精神的な深いものを抱えてられる方に向き合う機会が増えてきたように感じます。度数がどんどん高くなってきますので木星がAK的な働き、グルといった魂の拠りどころのようなものになっていくような危うさも感じられました。

レヴァティーのシンボルは魚で、まさに水の中を漂うような他者との境界線が曖昧だったり、価値観がかなり精神世界寄りで現実的な立ち位置が危うかったりなど。「出家したいんです!」と本気で考えてられるというような価値観ですね。インド思想にどっぷり浸ってしまうとその言葉にそんなには違和感はないのですが、グルに操られているようにも見受けられる危うさが感じられ、出来たら引き留めたい気持ちに駆られたり…

私もトランジット魚座木星のタイミングで、サットサンガといわれるインド哲学の学びに誘われたり、アーユルヴェーダの古典の学びの機会があったりして、学習し始めております。現実的な何かに活かすためというわけではなく、一生かけても終わりがないかもしれない学びに一歩踏み出したという感じ、こういうのが魚座木星っぽいなと感じます。というのも、トランジット魚座木星の影響は私のラグナ、月、ダシャーロードに及びますので、鑑定などで関わるだけではなくて自身がそこに向かっているということですね。

そして、2023年4月22日に木星は牡羊座へ移動し、ラーフとコンジャンクトしておりグルチャンダラ・ヨーガになります。グルチャンダラ・ヨーガはグル(師)を裏切るというヨーガです。牡羊座入ったばかりの木星はD9でも牡羊座でヴァルゴッタマ木星です。現実に目を向けていかざるを得ないといった流れが出てくるのではないでしょうか。現実に向き合うことで、目が覚めるといった可能性もあります。出家に向かうというよりは、精神世界の素養の一つである瞑想やヨガなどを現実的な成功、社会的な地位の向上などに役立てていくといった思考がいっそう強まっていくのではないでしょうか。

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