洞察力高く敏感で影響を受けやすい蟹座の新月

2023年8月16日18時38分、蟹座で新月を迎えます。


7月18日の新月に続き、蟹座の新月です。7月18日の新月は蟹座に入ったばかりでしたのでナクシャトラはプナルヴァスでの新月でしたが、今回は蟹座の29度6分ということで、ナクシャトラはアシュレーシャーでの新月となります。

アシュレーシャーのシンボルはドグロを巻いたヘビ、支配神は蛇の精霊であるナーガ神、ヘビは秘密主義的な傾向があり、毒を持つことから攻撃的に働くと、他者を傷つけたり、自身に痛みをもたらすこともあると言われます。同時に偉大な智慧、洞察力と集中力を持ち、本質に近づいていく、その結果として専門を極める力を持つナクシャトラになります。

蟹座は月が支配するサインですので定座の蟹座での新月ではありますが、蟹座の高い度数での新月ということで、数時間後には獅子座に入ります。水のサインである蟹座と火のサインである獅子座の境界線はガンダーンタといって乱されやすいポイント、結び目となります。逆行する金星も絡む新月ですので、交通機関の乱れや台風など自然災害に要注意です。

ちょうど、新月前日の15日は台風7号が関西地方上陸か、といったことが恐れられており、警戒心が高まっている時期ですね。お盆の時期真っ最中ということで帰省中の方もいらっしゃるでしょうし、帰宅しようとしてられる方もいらっしゃるでしょう。ここはなかなか予定通りにはいかないと観念して状況に任せたり、予定変更をしたりする方がいいでしょうね。ということで、新月図と自然災害がリンクしてしまいそうな…恐れがあるという点でも警戒したほうが良さそう。16日まで引きずるような災害にならないよう祈るばかりです。

新月の数時間後には月は獅子座へ移動し、翌17日には太陽が獅子座へ移動します。18日には火星が乙女座へ移動します。火の惑星がサインを移動するということで火災や衝突、喧嘩などにも注意です。そして、24日から獅子座運行中の水星が逆行開始します。水星が逆行するのは、9月16日まで。9月3日からは木星も逆行開始しますので、年末に掛けては色々と滞りや揺り戻しが発生してしまうかもですので、早めの対応を心掛けていくようにしましょう。

今回の新月のナクシャトラの支配星は水星です。水星が支配星になるナクシャトラは、蟹座の16度40分~30度までのアシュレーシャー、蠍座の16度40分~30度までのジェーシュター、魚座の16度40分~30度までのレヴァティーです。いずれも水のサインの最後のナクシャトラであり、敏感さや不安定さ、と同時にスピリチュアルな傾向を示すナクシャトラです。

蟹座は月が支配するサイン、アシュレーシャは水星が支配するナクシャトラで、どちらも敏感さが際立つ質があるので、様々な影響を受けやすいということで、外的、内的にも要注意といったところです。

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