軽やかさと危うさが感じられる双子座の満月

2023年12月27日9時33分双子座で満月を迎えます。

2023年12月27日の満月は、双子座の真ん中あたり10:46の度数であり、ナクシャトラはアールドラーで起きる満月です。2023年押し迫ってきており、2023年最後の満月🌕です。

満月のナクシャトラ、アールドラのシンボルは浄化の涙、支配神はルドラ、シヴァ神の別名でもあるルドラは破壊と再生を司る神です。極端から極端に走る特徴を持ち、やさしさと残酷さの両極を併せ持つ。嵐は、汚れを浄化し、涙は悲しみや痛み、辛さを洗い流してくれる。陰が極まれば陽に転ずるというように、転換点となりそうなタイミングです。

12月22日冬至過ぎの満月、一陽来復ということで、2024年に向けての何かしらの兆しが感じられる満月図ですね。ただ、2024年に向けて、ちょっとした混沌が訪れそうな年末の満月図です。というのも、射手座で逆行中の水星は深いガンダーンタの度数にあり、28日に蠍座に戻ります。また、火星も同じく蠍座側のガンダーンタにかかっており、28日同じ日に蠍座から射手座へ移動します。ガンダーンタとは、水のサインと火のサインの境界線であり、相容れない要素がぶつかり合うポイントであり、カルマの結び目ともいわれる不吉な位置なのです。ちょうど11月27日の満月前に水星は射手座入りしてますね。

年末年始、帰省や旅行での大移動が起きると思うのですが、慎重に、余裕を持って、と思ってしまいます。折りしも東海道新幹線のぞみは年末年始(28日から1月4日まで)全席指定になり、混乱が予想されます。私も気を付けて移動したいと思います。

今回の満月には、水星と火星がアスペクトしていますが、ケーマドルマの寂しげな月です。31日に牡羊座運行中の木星が順行に戻り、蠍座に戻った水星は2024年1月2日に順行になります。そして、水星は9日に再び射手座へ移動します。疲れが出てしまいそうな年末年始ですね、出来るなら家でゆっくり過ごすといいのかもしれません。2024年に向かう年明けですので、2023年の振り返りと2024年に向けての抱負や展望など身近な人たちとともに考えてみたり、話し合ってみるといいかもしれません。

今回の満月のナクシャトラであるアールドラのナクシャトラの支配星はラーフであり、双子座の6度40分~20度00分までです。双子座の真ん中あたりです。双子座は男性サイン、柔軟宮、風のサイン、支配星は水星ということで軽やかさや躍動感が感じられます。

ちなみに、ラーフが支配星になるナクシャトラは、天秤座のスバーティー、水瓶座のシャタビシャーです。すべて風のサインですね、いづれも度数は、6度40分~20度00分までです。ラーフが支配星になるということで外国と縁が深いナクシャトラです。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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