世俗的でありながら信念を貫く潔さが感じられる蠍座の新月
2022年11月24日7時58分、蠍座で新月を迎えます。
2022年11月24日は蠍座の新月、ナクシャトラはアヌラーダーです。
アヌラーダーは、友愛の神であるミトラ神が支配し、シンボルは蓮の花です。泥の中に根を張り、水面に美しい花を咲かせる蓮、世俗の中にありながら、清く正しく生きるという潔さがあります。粘り強さや忍耐、努力、試練や献身といった意味合いがあり、周囲の人たちや仲間のために心からの真心を尽くし、友愛の情を傾ける献身的なナクシャトラです。
今回の新月は蠍座に入ったばかりのタイミング、金星、水星が蠍座で絡み、対面の牡牛座から逆行する火星のアスペクト、魚座の木星もアスペクトしますので、多くの惑星が絡む新月になります。逆行火星と金星が星座交換しているので、攻撃性や行動力と現世的な楽しみや感情とが引っ張りあい、理想主義的な考え方と現実に根ざした対処法との間で溝や齟齬が生じがち。
魚座で逆行する木星は新月の日24日に順行に戻ります。逆行する惑星が順行に戻るのは、滞っていた物事が動き始めるタイミングですね。土星&木星が順行になることで、加速度付けて年末に向けてスピーディに進んでいきそう、気合を入れて立ち向かっていかないとあっという間かも…ですね。水星は12月3日に射手座に移動し、5日には金星が射手座へ移動します。
逆行する火星は、2023年1月13日まで逆行し、3月13日に双子座に移動します。火星は年をまたいで牡牛座に長期滞留になります。火星の影響を受ける方は、喧嘩や口論に要注意、世界情勢にも注目したいところ、暴動やデモ、今もなおウクライナとロシア間は戦争状態であり、戦況が悪化したり、他国を巻きこむように広がっていくなどの懸念が感じられます。
次回の満月は12月8日、牡牛座の満月🌕です。この満月は逆行火星とタイトにコンジャンクトしており、何か不吉な予兆を示しているように感じられます。日本がいよいよケートゥ期に突入するタイミングですから…見えないところからの圧力に屈したり、大和魂が危機にさらされたりなど、ダシャーチッドラらしい変化の波が押し寄せてくるかもしれません💦
下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
ヨガジャーナルオンライン