初めてのインド旅行(思い出話①)

私が初めてインドに行ったのは、大学生の時なのでかれこれ30年以上前のことになります。インド旅行記というカテゴリーを作ったので振り返ってみたいなと思います。

京都案内したきっかけで知り合った友人の友人が卒業旅行でインドに行ったという話を聞いて私も行ってみようと思い立ったのがきっかけです。この方は男性ですが、非常にアグレッシブな人だったという印象があります。あまりに強烈な体験を聞かされ、是非に行ってみたいと強く思ったのです。

今から思い起こせば、当時の私のヴィムショッタリダシャーはマハーダシャーがラーフ期、火星の星座にあり、火星の影響もあるラーフであり、外国をあらわすハウスと密接に絡むアンタラダシャー期でもあったということで、トントンと行く気になってしまい、用意を進めていったのでした。

2月から3月に掛けての春休みだったのでインドの気候もバッチリで、この時期多くの大学生がバックパッカーでインドに向かっていたのでした。エアインディアの中は学生らしき人たちでいっぱいでした。遥か彼方の記憶ですので印象に残った出来事を書き留めておきたいなと思います。

デリーに着いたのは夜、一泊目の宿だけはきちんとしたホテルをとっていたので、送迎もしてもらってなんとかたどり着いたといったところです。このあたりは友人よりアドバイスを聞いたおかげだったかと思います。地球の歩き方というガイドブックを頼りに翌日からは現地で宿泊先を決めていくという流れです。

その時たまたま知り合った方とともに行動することになり、その人はバックパッカーでインドを長期放浪していた方でヒンドゥー語を学んでいる人でした。

この方とともに、デリーの近郊にあったTM瞑想の本部のようなところに行くことになりました。ヨガでもしたいなと思ってはいたものの、瞑想は想定外でした。なんとなく行ってみよう!という話になって一緒に向かうことに。たどり着くと日本人の方が出てきてくださったので、「瞑想したいんです」と言ってみました。しかし、ここはTM瞑想の本部なので私のような瞑想未体験の日本人大学生など受け入れていないとのこと、がっかりだったのですが、デリーの瞑想の先生を紹介してくれるという話になり、その先生の家に通うことになりました。

デリーに滞在して何日か先生の家に通って、瞑想のためのマントラを伝授してもらうことになりました。間が少しあったのでその間でタージマハールなど観光地を巡ってきました。電車でアグラまで向かいました。アグラではだだっ広いドミトリーに宿泊しました。若さゆえの行動ですね…

帰りの電車内で今にも死にそうな老人と若い人の真ん前に座って、親子だったようで、息子さんが涙を流しながらお父さんを介抱していた光景が頭に残っています。私にとってはかなり強烈な体験だったようで、その後、発熱し、下痢もして数日間苦しみました。インドの洗礼を受けたといったところでしょうか。

デリーに戻ってきて再度瞑想の先生のところに通って、伝授完了しました。

その後、山の方に行った記憶があります。山といってもヒマラヤとかじゃなくてデリー近郊の山、泥水のような温泉に行ったんですね。田舎の方にバスで行くという感じで、これもその時知り合った人とともに行きました。

インドを一ヵ月ぐらいうろうろしていたと記憶しているのですが、さすがに疲れたため、ネパールに向かいました。

ネパールでは湖の近くに泊まって、ボートに乗ったりなどしながらのんびり過ごしました。ここでも出逢った人と色んな話をしたり、共に観光したりしていましたね。色々と思い出すことはあるのですが、振り返ってみると勢いに任せて行ったインド旅行ですが、所々で色んな人の助けや導きがあったように思います。一か月半ぐらいプラプラしていたので、当時は携帯もなく、連絡の手段はハガキぐらいだったので、親をものすごく心配させてしまいました。

この後、何度もインドに行くなんて、インド占星術に携わるなんてことはこの時は全く考えてもいなかったのですが、インド占星術を学ぼうと思ったのはこの旅が一つのきっかけになっていたのかと思うと不思議ですね。

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