たおやかで安定感がある山羊座の満月

2023年8月2日3時31分山羊座で満月を迎えます。


2023年8月2日の満月は、山羊座の真ん中あたり15:04の度数であり、ナクシャトラはシュラバナで起きる満月です。

月には他の惑星の影響がなく、無傷の月、満月🌕です。月のお隣の水瓶座に土星がいて、ケーマドルマの月が解消されました。月から観ると、4番目の牡羊座に木星がいて、ガージャケーサリィヨーガが出来ています。これは叡智をもらたすというヨガです。月から観て8番目の獅子座に金星&水星がいて、これは、チャンドラアディヨーガです。吉星に支えられた満月ですね。月のナクシャトラ、シュラバナの支配星も月ですので、たおやかな印象がある満月図です。

月のナクシャトラ、シュラバナは、宇宙を維持する最高神であるヴィシュヌが支配し、シンボルは耳、学芸の神であるサラスヴァティとも関連が深いナクシャトラです。学識が高く、宇宙の真理を理解する力を持ち、親切で寛大、神聖な教えや知識を学び、知り得た知識や知恵を多くの人に伝えていくことが使命であり、外国とのかかわりも強いです。

コミュニケーションをあらわす金星&水星が火星とコンジャンクトし、対面から逆行土星がアスペクトしていますので、夏のレジャーに関しては、楽しい予定が満載、といった方もいらっしゃると思いますが、予定の詰めすぎや、羽目を外し過ぎての怪我や事故には充分に注意しましょう。

金星は火のサイン獅子座で逆行中、8月7日に水のサイン蟹座に戻ります。この火のサイン獅子座と水のサイン蟹座の境界線はガンダーンタといって不安定な領域です。感情のぶつかり合いや恋愛上でのトラブル、思い違いなどにこの間、要注意です。感情的にならないように、理性的に対処するように心掛けていくといいでしょう。また、金星は乗り物のカラカでもありますので、帰省や旅行の際の電車の遅延や事故などに注意です。何かあるかも、と思って時間の余裕を持って行動するようにしましょう。

今回の満月のナクシャトラであるシュラバナのナクシャトラの支配星は月であり、シュラバナというのは、山羊座の10:00~23:20までです。山羊座のど真ん中でもあり、シュラバナの中でも真ん中あたりということで安定感がある月ということになります。

ちなみに、月が支配星になるナクシャトラは、牡牛座のローヒニー、乙女座のハスタです。どちらも度数は、10:00~23:20までです。いずれも地のサインの月ということで、安定感があります。

出生チャートでも月がこれらのナクシャトラにある方は穏やかな印象があります。ローヒニーは牡牛座ということで支配星の金星の影響があるため高級なもの、心地いいものを求める傾向があり、ハスタは水星が支配する乙女座ですので、分析的、理性的、論理的な傾向があり、シュラバナは、土星が支配する山羊座ということで、現実的で、地に足付けた思考をするという傾向がありといったところでしょうか。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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