2023年を振り返って(土星-金星期)

2023年年末ということで、ダシャーの振り返りを行います。

私は、2020年後半から続く土星-金星期の最後の1年でした。

ちょうどこの年末に長かった土星‐金星期が終わります。土星‐金星期は現世的な役目をある程度終わらせて、修行のような方向へと生活も意識も変わってきたような気がします。転換期と言われる時期ですね、土星-金星期、金星ー土星期。

インド占星術に携わりながら、神社仏閣巡り、霊山登拝といった浮世離れしたことに多くの時間を費やしてきたなぁ、というのが振り返ってみての感想です。

「ラオ先生のやさしいインド占星術 基礎知識編」によると、「土星/金星期、あるいは金星/土星期は、それらの状態に応じて良い結果も悪い結果も生じますが、その生じ方は通常と異なります。
土星/金星期には土星/土星期のような結果が生じます。
金星/土星期には金星/金星期のような結果が生じます。」

「インド占星術大全」によると、
不可解な金星ー土星期、土星‐金星期
『ウッタラ・カーラームリタ』には次のように書かれてあります。
もし土星と金星が強く、どちらかがヨーガ・カーラカなら、金星‐土星期、あるいは土星-金星期はたいへん悪い。(中略) しかし、金星と土星のうち一方が強くて他方が弱ければ、強い方の惑星の性質に関する良い結果がもたらされます。そして、金星も土星も弱くて6.8.12室に在住するか、あるいはどちらかが6.8室に在住し、他方あるいは両方が6.8.12室を支配するなら、あるいは6.8.12室の支配星と絡んでいるなら、そのマハー・ダシャーとアンタル・ダシャーは例外的にたいへん良い結果をもたらします。」

ヴィムショッタリ・ダシャーの原則には当てはまらない、ということですね。

自身を振り返ってみるに、落とし穴、誘惑といったことは何度か経験しました。この12月末にも自身のインド占星術との向き合い方のようなことについて、振り返ってみたり、立ち止まって考えてみる機会がありました。インド占星術を通しての目に見えない世界との繋がりだとか、カルマを扱うという点で慎重であらねばいけないということを再認識するきっかけになりました。

私は、昨年に続き、今年も実家で年末年始を過ごしています。アンタラダシャーが金星→太陽に変わるタイミング、年老いてきた両親のこと、自分自身の老後のこと、人生の幕引き、それまでにやっておきたいことなどなど色々考えないといけない時期だなぁという実感、思うに任せないことがこれからますます増えてくるのだろうな…と思うとしっかりと備えておかねばいけないですね。t火星が火のサイン射手座へ、水星逆行中の年末年始、31日に木星は順行へ戻ります。振り返りながらも前を向いていかないといけない時期なのでしょう。

皆さま、一年間ありがとうございました!

皆さまにとって2023年はいかがでしたか。

良いお年をお迎えください。

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