突然の変化や過激さ、過敏さなど危うさが際立つ乙女座の新月(日食)

2023年10月15日2時56分、乙女座で新月(日食)を迎えます。


今回は乙女座の新月、ラーフ、ケートゥ軸の近くなので、日食(金環日食)になります。乙女座の26度56分ということで、ナクシャトラはチトラーでの新月(日食)となります。この日食は日本では観測できないですが、アメリカやブラジルなどでは観測できるようです。

ナクシャトラ、チトラーのシンボルは、真珠や輝く宝石、天界の建築家であるトヴァシュタル神が支配し、絵画や建築、音楽、執筆など創作活動全般に関わり、技術を習得するため、表現を磨くため、鍛錬を惜しまないといった特性があります。物質的でありながら精神世界へと向かう質をあわせ持つナクシャトラです。

今回の新月は日食ということもあり、突然の変化や過激さ、過敏さなど危うさが際立つ新月であり、ナクシャトラチトラーの支配星は火星、高揚水星が絡む新月です。

15日に入ったばかりの2時56分に新月になり、9時には月は天秤座に入ります。天秤座には10月3日に火星が入室しており、月はラーフ-ケートゥ軸に重なります。10月18日に太陽が天秤座へ、19日には水星が天秤座へ移動します。

ナクシャトラレベルでは火星やケートゥの影響が高まってきており、イスラエルではパレスチナの武装組織ハマスが攻撃を開始しています。攻撃が開始されたのが、トランジット火星が天秤座に入室したタイミング、ラーフーケートゥ軸に絡んだ時であり、今回の日食後に、月、太陽、水星が次々と天秤座に移動し、逆行中の土星も水瓶座トランジット中ですが、15日にナクシャトラでは、シャタビシャー→ダニシュターへ、ダニシュターの支配星は火星。といった流れが出来てきて、10月29日の月食を迎えるということで危機がいっそう高まってきそうで、ちょっと怖いです。

個人レベルでも、変化に対しての恐れが出てきたり、選択に際しても迷いが生じがちで、「これからどうなってしまうんだろう…」というような不安に駆られがちかもしれません。こういう時こそ目の前にある一つ一つのタスクに集中して、着実にクリアしていくことですね。今ある命に感謝しつつ…平穏な日常に感謝しつつ、というようなことを感じます。

今回の新月のナクシャトラの支配星は火星です。火星が支配星になるナクシャトラは、牡牛座の23度20分~双子座6度40分までのムリガシラー、乙女座の23度20分~天秤座の6度40分までのチトラー、山羊座の23度20分~水瓶座の6度40分までのダニシュターです。いずれも地のサイン→風のサインにまたがるナクシャトラであり、火星特有のエキサイティングでエネルギッシュ、前進力や行動力が感じられる躍動感があるナクシャトラです。

下記ヨガジャーナルオンラインにて「吉野まゆ インド占星術」新月・満月に更新中です。
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次回10月29日の月食図は下記です。すべての惑星がラーフケートゥ軸に絡んでいます…恐怖を感じたので張り付けておきます。

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