ダルマハウスとモクシャハウス
1室、5室、9室:ダルマハウス、
4室、8室、12室:モクシャハウスです。
ダルマハウスは道徳的、法則的、正義感にあふれているといった意味合い、モクシャハウスは精神世界へ向かう、解脱や出家、手放していくという意味合いあるハウス。
先日、双子座ラグナで、ラグナロード水星、5室支配星の金星、9室支配星の土星が絡む方を鑑定したのですが、この水星、金星、土星は同時にモクシャハウスの支配星でもある!ということ、水星:4室支配、金星:12室支配、土星:8室支配とすべてがぴったり重なるんですね。
ダルマとモクシャが重なるってどういうことなんだろう!?
ラグナに関わる場合は、自身のパーソナリティとして道徳的で、道を踏み外さないというものを持ちであり、運の後押し、運の強さをお持ちであると同時に、ラグナ=身体がモクシャ絡みってことは、身体が弱い、バイタリティが不足気味、あまり頑丈とは言えないといったところもあり、そして精神世界へと向かっていく強い思いもありそう、というような要素を併せ持っているという可能性がある。
ラージャヨーガ、ダーナヨーガ、アリシュタヨーガなどと関わるけど、もう一方では別の意味合いのハウスが絡むというケースは多々あり、この場合は両方の要素を併せ持つというように観ていきます。
インド占星術は多面的、というのはこのあたりの解釈の幅がある、許容があるということにも依るのかなって思っています。