D12ドワダシャムシャの求め方
ドワダシャムシャ(D12)とは、インド占星術の分割図の一つであり、12分割図、両親のこと、両親から受け継ぐもの、遺伝的な要因などをあらわす分割図です。
ラーシチャートを基にして、手作業でドワダシャムシャ(D12)を求める方法について書いてみます。
ラーシチャート(D1)の一つのハウスは30度ありますので、30度を12で分割してみると、30÷12=2°30′ となり、ドワダシャムシャで割り当てる一つの短冊は2°30′になります。
①0°~2°30′
②2°30′~5°
③5°~7°30′
④7°30′~10°
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⑤10°~12°30′
⑥12°30′~15°
⑦15°~17°30′
⑧17°30′~20°
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⑨20°~22°30′
⑩22°30′~25°
⑪25°~27°30′
⑫27°30′~30°
ということで、ドレッカナの一つの短冊の10°を4つに分割×3で12ということになります。
ラーシチャート→ドワダシャムシャへ分配していく方法は、各サインの最初の短冊である①0°~2°30′に位置しているアセンダント、および惑星は、同じサインに分配されます。そして、②は次、③はそのつぎで、………と⑫までで一回りですね。
牡羊座に在住していた場合、①牡羊座→⑫魚座まで、牡牛座に在住していた場合、①牡牛座→⑫牡羊座、というような感じです。
12×12で144の12サインで144の短冊に分割されて、それぞれ在住ハウスから何番目の短冊かによって分配されていくという感じですね。
ラーシチャート(D1)のアセンダント(ラグナ)は約2時間、120分で一つのサインを移動しますので、12で分割すると約10分でドワダシャムシャのアセンダント(ラグナ)は変わります。D9より少しだけ微細な分割図といったところです。